日光・華厳の滝
- Megumi Karasawa
- 5月5日
- 読了時間: 3分
連休二日目
連休二日目は早朝から出掛ける
行先は日光・華厳の滝と中禅寺湖
高速道路で二時間半、渋滞まではいかないけれどおもったより車が走っている
あと一時間早く出発した方が良かったかもしれない
日光名物、いろは坂を上っていると自転車で駆け上がる人がいることに驚く
あの坂をマウンテンバイクで登る!という信じられない光景を目にしながら華厳の滝に到着
朝九時半前、パラパラと観光客が集まっている
外国からのお客さんも見かける
国際的な観光スポットになっているよう
華厳の滝を観に行くには専用のエレベーターを使う
地下百メートルまで一気に下がると
気温はぐんと下がり肌寒い、薄手のダウンが必要なくらいキーンと冷えたトンネルの向こうに滝がある
華厳の滝
華厳の滝は今から一万五千年前に男体山が噴火した際に流れた溶岩によって
川がせき止められ作られた中禅寺湖があり
その中禅寺湖から流れ出る大尻川によって形成される滝である
高さ九十七メートルの崖から落下する滝は日本三名瀑(歴史的に有名な日本を代表する滝の三つのこと)に数えられるほど有名
小学生の頃、修学旅行で日光東照宮と華厳の滝を訪れた(と記憶している)
関東近郊の小学生なら学校行事の一環として一度は訪れたことがあるはずだ
その頃から、現在に至るまで何も変わらない滝
圧倒的なスケールで留まることなく落下する水の勢いを見ると、空っぽになる
自然の迫力が身体から不要なものを取り除くようだった
中禅寺湖
今から一万五千年前に男体山の噴火によってできた堰止湖※1で
日本一標高の高いところにあるのが特徴
華厳の滝から歩いて十分のところにある中禅寺湖にも行ってきた
約一時間、湖を周遊する遊覧船に乗り約二十五キロメートルの湖の周囲を回る旅
キャンプをする人、ボートを漕ぐ人、釣りをする人が船に向かって手を振ってくれる
知らない人同士のコミュニケーションが爽やかで清々しい
男体山の正面を通るとき、その大きなたっぷりとした山の姿に惹かれた
霧がかかり、空気の他にもう一枚水蒸気のフィルターがかかっているような尊大な姿は見応えがあった
オーラを纏う堂々とした姿は人間のようでもあり
人間が山のようなオーラを纏うこともあるだろうとおもった
山を描く画家の気持ちがなんとなく理解できるようだった
湖を一周する頃には心地よくリラックスしていた
船内は暖房が効いていて、外の寒さから守られうつらうつらと眼をつむって寝てしまう
連休二日目は普段はなかなか行くことができない場所へ行き、自然を感じる日となった
日光駅付近まで降りたが、そこは人でごったがえしていた
ザ・観光地。ザ・連休。
土産物屋や飲食店を抜けた先には日光の杜寺につながる
古い建物と新しい食べ歩きスナックやスイーツなどを見ながら、日光も変化しているのだと感じた
華厳の滝から中禅寺湖の冷たい冬のような冷たさが、体感温度が、記憶に残る
「日光・華厳の滝」を読んでくれてありがとうございます
今日もおつかれさまでした
明日も素晴らしい日になりますように
※1堰止湖…火山噴火や山崩れなどの自然現象、または河川の堆積などによって、川がせき止められてできた湖沼のこと
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