11月に向けて開始すること。
- Megumi Karasawa
- 2 日前
- 読了時間: 3分

個展『gaze』の終了から数日。今日は、ご購入いただいた大切な作品を、お客様の元へとお渡しする日でした。
作品が新しい居場所へ旅立つ瞬間は、何度経験しても、緊張とワクワクが共存する気持ちです。その瞬間に立ち会えたことで、すでに制作意欲が次へと加速しています。
12月の企画と、作品が生まれる場所
引渡しを終え、その勢いのまま、12月に開催を予定しているイベント(場所と日時はまだ未定です)の構想を練り始めました。
作品がお客様の日常に溶け込んでいく様子を想像することは、新たな企画を生むインスピレーションの源になります。目に見える展示会だけでなく、作品が生まれる背景にある思考の断片を、今後はもっと深掘りして共有していきたいと考えています。
カウントダウンは一旦停止して、ブログのリニューアル
このブログを毎日更新してきて、一つの大きな気づきがありました。
それは「テーマがあるようで、ない。ないようで、ある」という、私の制作パターンや思考のループが、ブログの中に自然と記録されてきたことです。
読んだ本、その時々に影響を受けたもの、それらが雑多な形で、しかし確実に私の作品や行動に紐付いているのがわかりました。
しかし、個展前は「残り○日」というカウントダウン形式の記事が多くなり、意図せず数字(時間)に縛られていたという感覚がありました。それは目標達成には重要でしたが、創作に必要な自由な思考を狭めていたかもしれません。
個展が終わった今、この「時間の縛り」を意図的に解き放ち、制作のプロセスや、まだ形になっていない構想も含めて、時間に縛られずにじっくりと書いていきたいと思っています。
そのために考えていることは?
11月に予定するブログの進化
そこで、11月には本ブログのリニューアルを考えています。
リニューアルの目的は、ひとつの記事の中に掘り下げたいテーマや、読者の皆さまともっと詳細に共有したいと思うプロセスが増えたからです。「一緒に考えること」や、「当たり前の考えそのものを一度疑ってみる」「もう一度考え直す」という思考のプロセスが、創作の、そして作品を通しての面白さだと感じています。この対話のようなプロセスを、もっと丁寧に共有したいのです。
日課としてその日中に更新するというルールも大切ですが、時には時間をかけてじっくりと文章を構築することも必要だと感じています。
また、毎日書くテキストが読者の皆さんの眼に触れるという責任感も芽生え、最近ではブログを書くことも、ドローイングと同じように気を抜けない瞬間があります。
とはいえ、責任感に縛られすぎるのではなく、「書いていて楽しい、読んでみて面白い」と思えるような、風通しの良いテキストでありたい。
今後、この場所が、私の活動の深部に触れるような、よりクリエイティブな実験の場となるよう進化させていきます。どうぞご期待ください。
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