日曜日の裂け目
- Megumi Karasawa
- 6月15日
- 読了時間: 2分
一人でいると
わたしは一日のうち自分一人になる時間がないとストレスが溜まってしまいます
仕事は基本一人でしているため、一人で過ごす時間が多い方だとおもいます
しかし一人でいることは、意外と寂しく、意外とうるさいものです
さらに一人でいても誰かの気配を感じてソワソワすることもあります
ほんとうに一人を噛みしめるのは、寝ているときくらいかもしれません
一人でいる寂しさは、自分にちょっかいを出して気分を沈め、メンタルが下がってしまうものです
意外とうるさいのは、自分にするダメ出しやタスクやノルマに悪口など、後から後から押し寄せてくる声です
それはまるで誰かと一緒にいるようで、常に気配を感じ、心が落ち着かないのです
完全に一人でいることや、完全に一人を満たすことはなかなか難しいと実感します
突然、古い想い出を引っ張りだして、後悔したり悔んだり、切ない気持ちになるのは、仕事がうまくいっていないときや、スケジュール通り進まない時です
逃げ道に咲く花のように過去の想い出が私の足を止めます
どうにもならないことだとわかっているのに
そんなメランコリックな気分で書き始めたブログ
書けない日はこんなことを考えているのだと、素直に打ち明けています
寂寞の砂漠地帯
午後七時になっても明るくて、そういう日に「この先どうなるんだろう」と考えてしまうことがあります
ぞっとするような恐怖を背中に感じる、まるで「日曜日の裂け目」に遭遇したかのようです
日曜日の裂け目は、わたしが普段は感じない未来に対する漠然とした不安や老いや病気、家族の成長や巣立ち、街の移り変わりや、思い出が吹きこぼれてくる感覚です
明るさの残る夜の入り口で、自分がいまここにいることを忘れ、意識だけが、ふらふらと時空を漂うのです
寂しさがこみ上げてくる、切なくなる
今日は書くことがないと思っていたクリーム色の白紙の画面に、こうして文字を打っています
書けない日のブログは、わたしが抱える寂寞の砂漠地帯を彷彿とさせるものです
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