絵をつくる
最近は絵を描く…というより「つくる」と言ったほうがしっくりくるような仕事をしています
目に見える現実の風景を中立的に捉え、個人的な感情を交えてドローイングや版画作品を作ります
その作品を切断しつなぎ合わせたりしながら未完成の状態へとコラージュし直し、新たな風景を作り出します
コラージュはフランス語coller(=糊で貼り付ける)という由来があり一見異なる素材を貼り付け、加筆しながら構成したものをコラージュといいます
その過程は描くというより作るという方が当てはまりますね!
様々な素材を使用し、それまでの意味と内容からはみ出し新たなイメージを呼び覚まします
イメージは郷愁を誘うものであるかもしれませんし、感情を揺さぶるものかもしれません
観客の内奥に触れる何かが一枚のコラージュに顕れます
わたしのコラージュ作品は支持体の裏と表に紙を重ねながら記憶の書き換えと視線のムラを表すのが特徴です
人間の眼は全体を見ているようで部分しか見えていないのではないか?このことを「視線のムラ」と捉え名づけました
視線によるムラが作品のどこに集中しているかを表すためにマチエールを厚くしたり薄くしたりしながら、凸凹した表面を作ります
これは観客の視線が作品にフィードバックされている様子を表しています
以前から肉眼で見る現実ということに強いこだわりと興味がありました
肉眼で見たモチーフは、モチーフによっても見返されているということに気付きました
その眼差しのやりとりが人と作品の対話を可能にするのだということ、「なぜ描くのか?」という問いへのヒントになるのではないかと考えます
「描く」ことから「つくる」ことへの転換はコラージュによって眼差しの強度を形にするという目的を現す技法のひとつなのかもしれません、それが今の仕事のベースとなっています
作品を額装する
紙という素材で作品を制作していると展示する場合に、そのまま吊るすか・パネル張りするか・額に入れないとなりません
わたしは額装をして壁面に展示することが多いので、額屋さんに依頼しマットと額を注文します
これまで5箇所で額を注文し、額装をしていただきました
額は作品の雰囲気と飾る場所を考慮しながら決めるのが基本です
選ぶ色や材質はいつも似たような…同じものを選びがちになります
色は無彩色、ナチュラルな素材(木製か木製に模したテープを張ったもの)、細目のフレームになることが多くなります
作品を引き立たせるために主張しないシンプルなものを選ぶためです
赤や青、緑や黄色などの明るい派手な色の額もあります、こういった色の額は作品に使われている色彩と同じ色があれば統一感が出て作品も引き立ちます
創作額を作家さんに依頼する場合もあります
作品に合わせてサイズを図り、素材、色、フレームの太さを相談しながら0から仕上げてくれます
額作家さんは竿から注文し組み立て、色んな技法と材料を駆使して唯一無二のオリジナルの額を仕上げてくれます
既製品にはない質感や雰囲気を持った味わいのある額はひとつの作品のような佇まいがあります
額で作品が引き立つこともあれば、そうでない場合もあります
作品を引き立たせるシンプルで主張のない額
額も併せて一つの作品=モノとして見せたい場合に選ぶ額
額でどちらにしようか迷ったとき
最終的には個人的な好みで判断するしかない。ということも起こります
先日、旅から帰ってきて制作した作品を額装しに出掛けて来ました
行く前に自宅で合わせていた額はナチュラル系だったのですが、スタッフさんに相談したら「なるほど」という色のフレームに決まりました
それとは別の作品の額選びでは、まさに「最終的には個人的好み」で判断するしかないというシチュエーションになったのです
今回は額も併せて一つの作品として見せるような額を選択しました
この作品は公式オンラインショップに掲載し販売をしますのでどうぞお楽しみにしていてください
作品のみの販売もしていますのでご相談ください
※額はアクリルを使用しています、配送で破損の恐れはありません.
傷がつきやすいので、お気を付けてお取り扱いください
お支払い方法、増えました
公式オンラインショップでは、初回ご購入の方は10%offでご利用頂けます
作品価格は送料込みになります
お支払い方法は以下の三つからお選び頂けますので、どうぞご利用ください
銀行振り込み
PayPal支払い
PayPay支払い (ご利用できるようになりました)
オンラインショップはこちら👇
「絵をつくり額装してきました」を読んでくれてありがとうございます
額装をどこに頼んでどんな額にしようか悩んでいたら時間ばかり過ぎた一週間…「悩んでる時間がもったいない!」と思い立ち慌てて自宅を後にし電車に乗り…帰宅時間のリミットは午後三時…自宅を出たの十二時、タイトなスケジュールで注文しに行きました(なんでいつもこうなんだろな…)
「思い立ったらすぐにやろう」「悩んでる時間がもったいない」を忘れずに、行動してくれ自分!
小さなドローイングをFacebookで公開していますので、どうぞご覧ください
初めて海外を旅しました.帰国後、作品にどんな影響があるでしょうか?
帰国後の新作を含めた内容になります!
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■「第8回菜々燦会」
■会期:8月27日(火)~9月1日(日)
■開催時間 :AM10:00~PM5:00(初日PM13:00~、最終日PM4:00)
■場所 :春日部市中央公民館 2階ギャラリー
>住所:344-0061 春日部市春日部6918-1
>電話: 048-752-3080
>交通 :東武野田線(アーバンパークライン) 八木崎駅 徒歩2分
■Dates : August 27 (Tuesday) - September 1 (Sunday)
■Hours: 10:00 AM - 5:00 PM (from 13:00 PM on the first day, 4:00 PM on the last day)
■Place: Kasukabe City Central Public Hall 2F Gallery
>Address: 6918-1 Kasukabe, Kasukabe City, 344-0061, Japan
>Telephone: 048-752-3080
>Transportation: Tobu Noda Line (Urban Park Line) Yagisaki Station, 2 min. walk
■Exhibition venue ULR: https://www.city.kasukabe.lg.jp/soshikikarasagasu/chuokominkan/gyomuannai/2/3/1/5622.html
こちらは埼玉県春日部市にある中央公民館で行われている定期的な展覧会です
天井が高く、壁面と床面の広い贅沢な空間をめいいっぱい使い平面作家6名が会場を作り上げます
わたしがこの場所で作品を展示するのは13年振りになります
旅で持ち帰った様々な要素を反映させ大きな空間に展開するのは新しい挑戦です
ぜひぜひ会場でご覧ください
お待ちしています
個展の開催が決定しました
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■10月11日~10月20日
MegumiKaraswa個展
M-Gallery
埼玉/川口
こちらも併せてご来場をお待ちしています☺
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