作品のことを考えられない日のこと。
- Megumi Karasawa
- 8月11日
- 読了時間: 2分

最近、ブログの内容がちょっと堅苦しくなってきたので、前回から、日常で感じたことを気ままに書いています。
個展前の貴重な制作期間をいざ目の前に、仕事に手が付けられず悶々としています。
自分の作品に興味が湧かず、何をフックに作り出したらよいか見失い、ただ手を動かしてみる。ということもせずにいます。
描いても、描かなくても同じではないか?という消極的な私の声が聞こえてきます。
このまま時間が過ぎてしまえば、個展に間に合わないというのに。
虚しさと失望というほの暗い気持ちに苛まれています。
頼りなさの正体と、堂々巡りの葛藤
なぜ、私はそんな状態に陥っていたのでしょうか。
この記事を書いた数日前、私は個展の大きなテーマをまだ見出せずにいました。
自分自身の創作活動を導く方向性が見えず、その頼りなさが私を不安にさせていたのだと、今ならわかります。仕事に手がつけられないのは、単にやる気がなかったからではなく、画材や材料の調達が進んでいなかったからだと、原因を特定することもできました。
しかし、その問題を片付け、新たな一歩を踏み出そうとすると、また別の問題が浮上してきます。そして、その新たな問題と向き合ううちに、結局は数日前と同じ、自分の作品に興味が持てないという堂々巡りの葛藤に戻ってしまうのです。
それでも、手を動かす理由
自分の作品を興味深いものにするためには、まず描き、集中するしかありません。頭の中で考えているだけでは何も変わらない。腰を据えて描き出せば、きっとその中に面白さや新しい発見を見出せると思うのです。
今の私は、明確な答えや目標を持っているわけではありません。しかし、この堂々巡りの葛藤の中にも、何かを掴むきっかけがあるはずだと信じています。そのかすかな希望を失わないように、今日も私は手を動かします。
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