見逃した展覧会について
- Megumi Karasawa
- 1 日前
- 読了時間: 2分
ルイーズ・ブルジョワ展
今年一月に閉会した展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を話題に友人と話した
ルイーズ展は知ってはいたけれど観に行かなかったことを今更ながら少し悔いた
友人である彼女とわたしは同世代ということもあり気が合うアーティストだ
アートについて、お互いの制作について話せる友人であり同業者でもあり仲間である
彼女は芸術的運動神経のいい、洗練された感覚の持ち主である
友人と最近観た展覧会の話になった
わたしは、毛利悠子氏と坂本龍一氏の現代アート最前線の展覧会に共通するものを見つけた。という話しをし彼女はルイーズ・ブルジョワと出身大学の教授の展覧会の話をした
ルイーズ・ブルジョワのアイコン的な蜘蛛の彫刻《ママン》が六本木美術館野外広場に設置されて話題になったのはかれこれ二十年以上も前、二〇〇三年になる
この時ルイーズは九十二歳、亡くなる七年前である
彼女が世界的な評価を得たのは七十歳ころからだという
今でこそジェンダーやフェミニズム、LGBTの関心は一般的な認知を獲得したけれど二〇〇〇年代初め、女性アーティストは男性アーティストと同じ評価をされてきたとは言い難い
女性アーティストの扱うテーマはフェミニズムやプライベートな内容、幼少期のトラウマや傷、家族関係など精神性や心理的危機感を真正面から作品にしたものが多い
アーティスト自らアートによってカタルシスを得るように、観客もまたカタルシスを得ることもある
友人が話した展覧会の感想を聞き、観に行けばよかったと悔いたが、観に行く勇気がなかったのも事実だった
評判は真っ二つで観てよかったという人と評価しないという人に分かれていたのを知っていた
「見逃した展覧会」を読んでくれてありがとうございます
今日もおつかれさまでした、明日も素晴らしい日になりますように
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