展覧会が始まりました
10月11日(金)13:00より唐澤恵「風景の構造」展が始まりました
埼玉県川口市にあるM-galleryで10日間開催します
某日、作品の搬入をして来ました
多めに作品を持っていき会場でバランスを見ながら足したり引いたり、数センチずらして釘打ちをし直したり、出たり入ったり、はしご昇って照明の位置を変えたりしながら会場を構成する
壁面に見えない境界を引き作品のテイスト毎にまとめ2022年から約3年間分、40点の作品を展示しました
ギャラリーは作品の映えるメインの白壁とコンクリむき出しの挑戦的⁉な壁面、楢材の床面といった素材の異なるユニークな空間から成ります
建築アトリエだからできるこだわりと質の高い内装となっています
ここの面白さはそれだけでなく、通常のギャラリーであれば一つでも多く壁面を作って作品を展示するスペースを設けるところを大きなガラス窓にしている点も挙げられます
この大きなガラス窓は外と中を繋ぎます
刻々と変化する光、風や雨、影や水の反射がギャラリー内部に移り込みます
外のテンションをダイレクトに映すので、秋から冬の季節は真っ黒になった外にギャラリーの照明だけが明るく内部を照らし作品がぐっと存在感を持って見えるというのです
この時間をまだ見たことがないので、期間中楽しみにしているところです
微動だにしない作品の周りを気象状況によってありのままに移ろう外の姿が反映する様子は飾られた状況によって作品の見え方が変化することを教えます
というのは、作品は美術館のように徹底的に管理された空間に置かれるのではなく人々の暮らしの内部に入り、さまざまな変化や環境下に置かれる流動性の高い状況であっても作品が内包する力によって柔軟にどこの場所でも適応するものであるからです
不動ということはなく違った一面をみせ、新しい魅力をたくさん提示してくれるのです
今回M-galleryの特徴的でユニークな空間に作品を展示することは挑戦でした
その結果作品の見せかたや見え方に新しい視座を与えてくれるものとなりました、移ろいゆく外と中をつなぐ環境で作品が生き物のような変化を見せて欲しいと自作に願いをかけています
会期中に自作の変化を見逃さないようにじっくり「みる」ことを忘れないようにします、はい
是非、会場で作品をご覧頂き「場」も体験して頂けることを切に願っております
会場には毎日在廊しています、皆さまのご来場をお待ちしています
尚、会場時間は平日は11:00~16:00、土日祝は11:00~18:00となります
時間が異なりますので、ご注意のほどよろしくお願いします🙇🏻♀️
唐澤恵「風景の構造」
「みる」ことを仕事の根幹に置き「風景」をモチーフに作品を制作
黒色をメインにコラージュや版画作品を展示販売します
あるとき運転席から見た景色に疑問を抱きその違和が突破口になり
一連の風景画に発展しました
この展覧会では2022年コラージュを初めた初期から現在までの約3年間の作品を展示します
画風の遍歴と「みる」ことを中心に据えたモノクロ作品の数々をお楽しみください
【唐澤恵 「風景の構造」】
♦会期:10月11日ー10月20日
♦時間:11:00ー16:00(初日13:00から)11:00-18:00(土・日・祝)
♦会場:M-gallery
♦住所:〒332-0016 埼玉県川口市幸町3丁目1−15-G
JR京浜東北線「川口駅東口」下車 徒歩5分
♦電話:048-254-8021
【Megumi Karasawa solo exhibition「Landscape Structure」】
♦Dates: October 11 - October 20
♦Hours: 11:00-16:00 (from 13:00 on the first day), 11:00-18:00 (Saturday, Sunday, and holidays)
♦Venue: M-gallery
♦Address: 3-1-15-G Saiwai-cho, Kawaguchi-shi, Saitama 332-0016
♦Telephone: 048-254-8021
からさわめぐみとは?簡単な自己紹介
名前は唐澤 恵(からさわ めぐみ)
アーティスト名はMegumi Karasawaと英語表記をしています
埼玉県出身です
高校は美術科、大学は彫刻を専攻しました
彫刻を専攻したことが後々自分の仕事を特徴つける造形的な視点や、骨組み、構造の要素に結実しました
彫刻からのいちばんの学びは内部の仕組みを理解することによって表面のカタチが作られているという理解です、この理念はわたしの制作の基礎として今も生きています
2005年銀座で初個展後、都内や埼玉県を中心に継続的に個展やグループ展に出品しながら制作を続けてきました
SNSが一般化した2020年頃から作品をオンラインで投稿し国内外の方に広く知ってもらうためにまい進しました
その上で改めて感じたのは、これまで以上に作品露出の必要性でした
その一歩として今年初めて海外の展覧会に出品しアーティストや観客の方々との交流を通して、作品の中身や質を客観的に見、帰国後作品がダイナミックに変化しました
「みる」ことをステートメントに「風景」をモチーフにした平面作品を作っています
作品は抽象的でも具象的でもありますが、大切にしているのは肉眼を通してみたものを潜在的なイメージと混ぜながら再構成し、「みる」とは何か?という問いを問うことです
よくみるというシンプルな行為はそのものに対して注意を持って能動的にコミットメントすることであり、想像することであり、疑うことであり、見抜くことであり、ひっくり返すことでもあります
それはひとりひとりの日常生活や思想、実際の行動に直接的、間接的な影響をもたらすものであると信じています
絵画を自らに引き寄せ芸術に参加するということは決して日常とかけ離れた行為ではないということを芸術は教えます
イメージされたものをみるというその行為が今も人間に影響を与えることを絵画によってどこまで示すことができるかと期待を込めて描いています
「2024個展開催「風景の構造」#6あなたはだれ…Who are you?」を読んでくれてありがとうございます
ついに個展が幕を明けました
個展は久しぶりなので10日間どのようなものになるか想像がつきません
M-galleryさんで個展をして良かったと日々実感しているのは、広報宣伝や認知活動の機会に参加させてもらえていることです
ラジオ出演、ますいいリビングカンパニーさんのYou tube出演、写真撮影と初めてのことを経験させてもらいながら、作品と作家を紹介しました
対話をしながら質問にこたえる面白さとシンプルにまとめることの技術?を知り、今後も様々な機会で求められるはずなので日頃から媒体を使って自分の声で発信していきたいです
それがどんなカタチになるかはわかりませんが、こういった視点をもてたのも展覧会のお陰です
そして今までなかった新しい分野の方にもお会いすることもできました、この出会いの一歩は扉を開く一歩になる気がしています…
展覧会の様子は各SNSに投稿していますのでどうぞご覧ください
会場でお会いしましょう!
皆さまの一日が素晴らしい日になりますように
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