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ぽるとがる紀行いべりあ半島への扉#5

更新日:5月19日


ポルトガル・リスボンの交通手段はバス
図書館までバスで移動

 展覧会三日目、バスで図書館に向かいます

今回宿泊したホテルから徒歩1~2分のところにポンバル侯爵広場がありました

ここは大型ホテルや銀行が集まるビジネス街.一日中交通量が多く、旅行者や人々の往来も活発!

バスから見る街はとても面白く刺激に溢れていました

(帰国後に「広場とロータリー」という主題を発見する)

展覧会の参加者が次々に会場に到着しカタログにサインのやり取りをしていると、観客が入ってきました

初めて現地の方と接触したのでした


作品を観る海外の観客
初めて観客と対話する

 出展した作品は去年秋ごろから開始した風景をモチーフにしたコラージュ作品

その特徴を示すキーワードがこちら


  • Collage

  • layer

  • Upside down

  • Panorama

  • Fragment

  • Japanese paper

  • Sumi ink(India ink)

  • Calligraphy


これらの英単語はシンプルに作品の特徴を言い表し、何を描いているかを説明します

彼らは「Sim」と大きく頷き納得していました

しかし…帰国後冷静になってみて


✓彼らが知りたかったことは何だったのか

✓紋切型の感想から踏み込んで深い対話をしたい人とそれを引き出すための工夫はなされたか

✓「核」となるセンテンスを持てなかったこと


に悔いが残りました

単語が作品を言い表しました、「で?何?」というところを言語化できなかったので

次回はそのセンテンスを磨きたい…



Megumi Karasawa artworks 
出展作品は完売

今回の展覧会は言葉による完全な不都合というのはあまり感じませんでした

展覧会の規模が大きくなるにつれ、言葉で伝えることの重要さが大事になるだろうことを感じました

その場合、翻訳アプリ、翻訳機を使えば母国語で話したものが変換されるので言葉に詰まることはありませんし会話は成り立つと思います(相手が何を言っているのかも詳細にわかるので次回は活用するでしょう)

ただ、作品について話す自分自身の言葉・テキスト・日本語でしっかりした文を書く・話すことを疎かにしては、AIが助けてくれるとはいえ翻訳しても伝わるかどうかわかりません(※これはフランス文学の大家・渡辺一夫氏が書いていてまさにそうだと思った!)


これは日本にいると得られなかったであろう気づきです.母国語がもたらす安心感は何となく伝わっている雰囲気を醸し出します、また認識に違いを見つけることは少なく、言葉を求める必要も海外程感じません

次回につながる反省と課題を得られたことが大きな収穫になりました



ポルトガル リスボンの旅
ポルトガル・リスボン8泊9日の旅

展覧会は残り一日

帰国のため午前中に空港に行かねばならなかったので、わたしにとってこの日が最終日になりました

作品4点は完売し、たいへん重要な一歩を踏み出せました

ポルトガルに単身乗り込んで作品だけが頼りだった緊張と責任から解放された瞬間でした

今回の展覧会で得たことは国内でも共通します、次の旅へと続く…


後日ここで出会ったポルトガルのアーティスト、スペインのアーティストはSNSで次々と展覧会のレポートを投稿しています.その数の多さは展覧会が成功したことを祝福し、各々にとって重要な5日間であったことを物語っています


キュレーター、参加したアーティスト、図書館スタッフ、関係者の方々の忍耐と努力、献身によって展覧会は企画され成功しました

参加できて心から感謝しています.貴重で素晴らしい経験をありがとうございました


空港で電光表示版でフライト情報をチェックしましょう
次のフライトは電光表示板でチェック

<番外編 ドバイで9時間超!トランジットの過ごしかた>


前々回のブログでも書いたように、今回の旅の一番の難所は乗り継ぎ

行きの待ち時間はなんと9時間超、この時間をどうやって安全に過ごすのか、何かあったらどうしよう…と不安が募り…事前に旅行会社の方に相談しました


●ドバイ空港での過ごし方について

空港内には24時間営業しているショップやレストランがある

スパやショートステイできるホテルがある

●乗り継ぎに関して

乗り継ぎで迷うことはほとんどない(わかりやすい)

もしわからなかったらスタッフに聞いて確認する

 

ドバイ国際空港のHPをチェックし様々な施設やショップがあることがわかり、肩の荷が軽くなる…

出発当日は不安を心配してくれた友人とフライト直前まで連絡を取りあい気分を落ち着かせていました


■ドバイに到着

予定より30分遅れで空港に到着、午前5時過ぎ

人々の群れの方へ進み、手荷物検査を終え乗り継ぎ出口へ.次のフライトまでにまだ8時間以上…

様々な国の旅行者が私と同じように長い時間を過ごすことを見越して、足を延ばして仮眠したり、歯ブラシをしたり、トイレで足を洗ったり、軽食を取ったりしながら過ごしています…一人、カップル、友人同士、家族、グループ…女一人でいても危険を感じることはありませんでした

空港内を二回りし、トイレで足を洗い、二度仮眠を取ったらあっという間に搭乗三時間前

読書したり、日記を書いたりしながら時間を潰せたらいいなと思っていたけど全くできない…長時間のフライトで体はへとへと、頭は働かない、緊張感の連続で、余裕なし

電光表示板を確認すると、搭乗口の案内が出ていました

チケットを見て搭乗口だと思っていたところとは違う場所!急いで空港内の電車に乗り一駅先のターミナルに移動💦


「チケットに記載された番号ではなく表示板を確認してね」


という友人のアドバイスに助けられました

飛行機の搭乗口は必ず電光表示板を確認すること

👉この情報がなかったら飛行機に乗り遅れていたかも!


リスボン行の搭乗口に人が集まりはじめ、パスポートとチケットを確認し搭乗ゲートへ

不安だった乗り継ぎは事なきを終え、最終目的地への飛行機に乗ることができました

乗り継ぎが最大の難所だったけれど一度経験したら、帰りはスムーズ・心の余裕も生まれたのでした

(ちなみに帰りは乗り継ぎ二時間半だったので、お土産を買ったりしていました)


■海外渡航メモ

  1. フライトの三時間以上前に空港に到着し、自分が乗る航空会社で受け付けを済ませる

  2. 搭乗ゲートの案内は電光表示板で必ず確認する(👉写真に撮っておくのもok)

  3. 空港内にはショップや飲食店、仮眠スペースが用意されている(待ち時間が長くても不安になることはない)

  4. 乗り換え出口は空港内にわかりやすく表示されている(人の行く方向でも確かめられる)

  5. 何があるか分からないので早めに行動する

(※あと基本的なことですがドバイは$、ポルトガルは€で会計)


長くなりましたが旅の一番の難所、乗り継ぎに関するレポートでした

経験者のアドバイスに助けられた今回の旅

このレポートを読んだ方が特に乗り継ぎに関して参考にしてもらえると嬉しいです

また次回旅するときの備忘録としてわたしも読み返すことでしょう…ではBoa viagem!(良い旅を)



ポルトガル・リスボン カーネーション革命 4月25日
【Diálogos Ibéricos】は成功し幕を閉じる

「ぽるとがる紀行いべりあ半島への扉」を読んでくれてありがとうございます


このシリーズはここで一旦終了となります

展覧会場以外でリスボンの観光地をいくつか巡りました.それらの想い出は作品にアウトプットしていきますのでどうぞご期待ください

小さなドローイングはすでにFacebookで公開していますのでそちらも併せてご覧ください

帰国して一週間以上は疲労と安堵で全く機能しない身体…夜中に覚醒するという変なリズム、地に足が付いていない状態、日本食への貪欲さが続きました

次回は旅の後のケアも含めてプランを立てないとならないな~


さてこの大きな経験をした後で作品にどんな影響があるでしょうか?

帰国後の新作を含めた内容になります!

👇👇👇

■8月27日~9月1日 春日部市中央公民館2F展示室

「第8回菜々燦会」


こちらは埼玉県春日部市にある中央公民館で行われている定期的な展覧会です

天井が高く、壁面と床面の広い贅沢な空間をめいいっぱい使い平面作家6名が会場を作り上げます

わたしがこの場所で作品を展示するのは13年振りになります.2011年ここで個展を開催しました


今回持ち帰った様々な要素を反映させ大きな空間に展開するのは新しい挑戦です

ぜひぜひ会場でご覧ください

お待ちしています


個展の開催が決定しました

👇👇👇

■10月11日~10月20日

MegumiKaraswa個展

M-Gallery

埼玉/川口


こちらも併せてご来場をお待ちしています☺

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