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サイズに対するコンプレックス

更新日:3月15日

具体的に考える


月曜から金曜までキャンバスに向かった五日間だった

なるべく平日のリズムを崩さないように週末もその調子で進める予定でいる

キャンバスを始めてから読んでいる本は描くことと描くこと以外のことに対するモヤモヤした問いに、ある視座と見解を与える内容だった


作品サイズについての悩み

展覧会云々に関係なく描くことの欲求について

展覧会毎に新作である必要があるかどうかについて

道具や画材について

筆について

センス(=直観)について

勝負しないことについて(どうしたって勝ち目のない土俵に飛び込むのでなく別ルートでスタートに立つこと)

描くことについて


これらが順番に巡り自問自答しながらキャンバスに向かっている

没入し何も考えない状態がゾーンに入るということではないらしい

潜在的な問いが現れては消える状態が没入するということもある

問いを生む空間、それが集中というわけだ

閃き、気付き、小発見がぽつぽつと言葉となって見えてくる


某日の小発見といえば作品サイズに対するコンプレックス克服だった

作品の大きさ

大きい方が小さいより勝るような、優れているようなイメージを持っていた

自分の身長以上の大きさのキャンバスに描いたことがない

手のひらに収まる小さいサイズから両手を伸ばした大きさまでが関わったことのあるサイズだ


作品の巨大さがアーティストの評価につながるだろうか


大きさに対する見解は作家個人が何を達成したいかによる

大きい作品はインパクトがあり圧倒的な吸引力で鑑賞者を引き付ける

ダイナミックで力強さがある

作品の大きさに目を向けてしまうが、スケールの大きい作品とはサイズ云々ではないのかもしれない

スケールを広げる

スケールが大きい

ある空間で与えられたスペースにどう展開すれば作品が大きく見えるか考えることは会場構成に関わる

贅沢に余白をとり作品を少なく展示することかもしれないし小さな作品を多数分散させて展示し壁面積を多くとれば大きな展開になるしスケールを感じるはずだ


作品そのものを大きくしたいのか

スケールの大きさを求めるのか

一枚の大きなキャンバスに描くのか大きく展開するのか


大きさひとつとっても作品にとりどんな展開が望ましいか考える

最適な展開は何か

ただ大きいということだけでなく、プラス何か。が欲しいところだ


漠然とした問題を具体的にすると自分のコンプレックスに向かわず絵画的欲求がどこにあるかを見極め方法を模索する

自分と問題をわけること


絵を描きながら正誤で判断しない思考と自分の特質や性格や能力というコンプレックスに向かう意識を断絶する

描きながら描くことから離れ哲学的な瞬間が現れる

描きながら描いていないような状態が現れる


 

「サイズに対するコンプレックス」を読んでくれてありがとうございます


記事の最後の書いたことがいちばん書きたかったことだ

漠然とした意識を具体的にするとコンプレックスを抱く気持ちに向かわず絵画的欲求がどこにあるかを見極め方法を模索する

自分のことを否定しようと思えばいくらでも否定できてしまう人がいる、わたしもそのひとり

落ちるときはとことん落ちる

自分を喪失してしまうくらい自分に刃を向け責めることがある

それを絵画に持ち込まないようにするには自分自身と問題を切り離したい

具体的でアクション可能な問題にする必要がある

問題は自分や自分の持ち物にあるのではなく問題の中身を具体的にし自分だから解決可能だということに解きほぐしたい

自分のアクションで自分しかできない方法で事にあたる

話があちこちに飛んでしまったようだ

今週もおつかれさまでした

明日も素晴らしい春の日になりますように



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