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だるい、眠れない…季節の変わり目、黄色い食材で体調を整える知恵

なんだか体が重い、心が晴れない時


最近、心と身体の不調にどう向き合うのがよいか、私自身深く模索する日々が続いています。明確な答えが見つからず、時には「なぜこんな状態なんだろう」と自己否定に陥ってしまうこともあります。


特に、季節の変わり目、例えば「土用」と呼ばれる期間(季節の変わり目から約18日間)は、自律神経の乱れからか、睡眠が浅くなったり、食欲不振や体が重くだるさを感じたりと、様々な不調が起こりやすくなります。私自身も、最近は夜中に目が覚めてしまったり、朝起きるのが億劫になったりすることが増えました。こうした不調は、日中の集中力や気分にも影響し、創作活動にも影を落とすことがあります。そんな時、これといった答えが出ない自分」を責めてしまうのは、本当に辛いことです

この自己否定のループを断ち切るために、私が改めて意識し始めたのが、「自分のために丁寧に」行う、日々の運動と食事です



心と体を癒やす「黄色い」食


体調を崩しやすい時期にこそ、私は食事に気を配ります。この時期は特に「黄色い食材」を取り入れることを意識しています。東洋医学では、季節の変わり目は胃腸の働きが弱まると言われています。

そんな時、黄色い食材は消化器系を助け、代謝を促し、心身に活力を与えると言われているからです。


例えば、私がよく食卓に取り入れるのは、さつまいもです。

さつまいもはスーパーで焼き芋として売っているのを買ってきて数日かけて、おやつとして頂きます。

自然な甘さとねっとりとした食感はチョコレート菓子よりも腹持ちがよく、罪悪感なく食べられます。

人工的な甘みで依存症的に次から次へと欲しくなるような、気持ちの興奮もありません。


最近はスーパーにとうもろこしが出回ってきました。

そして柑橘類。どれも自然な甘みや爽やかな酸味があり、食べると心がホッと安らぎます。


先日も、朝から体が重く、気分が沈みがちな日がありました。そんな時、さつまいもの黄金色が目に入ったのです。冷蔵庫で冷やした焼き芋を温めて頂くと、やさしい甘さに張り詰めていた心の糸が少し緩むのを感じました。


特に女性にとって、大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)は、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれており、女性ホルモンのバランスがゆらぎやすい時期には心強い味方です。

私も日々の食事に意識的に取り入れるようにしています。

これらは単なる栄養素としてだけでなく、「自分の体を内側から大切にする」という意識に繋がり、自己否定の気持ちを和らげてくれるように感じています。なにより自分を労わる気持ちが残っていれば、回復の余地が十分になるからです。



「動かそう」、心も動く


また、体調が優れない時こそ、軽い運動を取り入れることも大切だと感じています。

もちろん、無理は禁物です。私が心がけているのは、ウォーキングやバドミントンの素振りなど、「できる範囲で体を動かす」ことです。


疲れて何もしたくない時でも、少しだけ近所を散歩したり、素振りするだけで充分です。

滞っていた血流が促され、気分転換になるのを感じます。体を動かすことで、どんよりと重かった気分が少しずつ晴れ、凝り固まっていた思考がほぐれていくような感覚です。


これは、まさに「運動」が「運を動かす」という言葉の通りだと実感しています。

完璧な運動習慣を目指してしまいがちですが「今日の自分にできること」をほそぼそと続ける。

その積み重ねが「爽快」という小さな達成感を生み、自己否定に押しつぶされない力になっているのです。

体と心が揺らぐ季節、黄色い光と小さな行動で自分を慈しむ知恵
体と心が揺らぐ季節、黄色い光と小さな行動で自分を慈しむ知恵

大切なのは「自分のために」


心と身体の不調は、私たちに「休みなさい」「無理をしないで」というサインを送っています。

それなのに、現代社会では私たちはつい頑張りすぎて、そのサインを見過ごしてしまいがちです。

かと思えば、過剰に自分に甘えてしまったり、過剰に休み過ぎてしまうこともあります。


私にとって、季節を感じる黄色い食材をスーパーで選ぶことや、お弁当を作ってお昼の楽しみを覚えたり、軽い運動を継続したりすることは、単なる健康のためだけではありません。それは、明確な答えが出ない不調の中でも、自分を否定せず、ありのままの自分を受け入れるための「心のケア」なのだと気づきました。


「自分のために丁寧に」選ぶ食べ物や、ほんの少しの運動が、日々揺らぐ心と身体に、静かで確かな安定をもたらしてくれます。



黄色


ゴッホにまつわる本を読んで三冊目。やはりゴッホといえば黄金色に輝く黄色のイメージがよく似合います。わたしが黄色い食材にシンパシーを覚えるのもゴッホの黄色を思い出し、気持ちが明るくなる色だからです。

太陽の色、獅子の色…その燃えるような煌めきや降り注ぐ光線は、誰も彼も平等に照らし祝福の光線を浴びているかのような気持ちにさせられます。


わたしは小学校二年生のとき、黄色が一番好きなことをいま、思い出しました

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