言葉のセンス
- Megumi Karasawa
- 2月15日
- 読了時間: 3分
あるテレビ番組を観た
視聴者がゲストの小説家に質問するコーナーがあった
物語をうまく書きたいけれど書けないのでどうしたら良いでしょうかという質問に小説家は「日記でもいいからまず文量を書いてみること、文量を書くと自分がどんなことに興味を持っているかがわかるしその中から得意な主題が見つかったらあとはそれをどんどん書くだけだから…日記は一人称で書いて重要な部分は強くそうでない部分は端折ったりしてコントラストを付けるといい、そのうち良し悪しがわかってくるから」と仰っていた
ある人は創作を長く続けるコツと書く前のルーティーンはありますかと質問した
「やっぱりコツコツ型で書いていくのがいいとおもう、ムラがあるとムラのあるものしかうまれない」「週一回、トリートメントをするといい」と仰った
トリートメント?どんなことだろう
「自分自身を労わる時間を週一回つくること、例えば銭湯に行ったり美容室に行ったり整体に行くとかして自分を整えることが大事」という
「書く前のルーティーンは身体を伸ばしたり、ストレッチをしている」だそう
番組を見ていて流石だなと思ったのはメンテナスを「トリートメント」という言葉を充てたことだ
もしかしたらわたしが歩くようになったのも、バドミントンを始めたのも、たま~に銭湯に行ったりするのも「トリートメント」の実践だったのだと腑に落ちる
心身の安定と心に溜まった埃を払う意味で身体を動かしたり、身体を清めたりしてたことが小説家の言葉でつながった
名付けられなかった行為に言葉がぴたりとはまった時、共感が生まれこちらに伝わってきたのだ
自分の感じていることを人に伝えるとき細かく内容を書いてもイメージできないことがある
内容を丸ごと言い充てる言葉選び、名付けによって細部を説明するより総合的に伝わるものだということ、小説家の言葉選びやセンスは流石だった
小説家の語った言葉で印象に残ったのは
✔コツコツ型で分量を書く
✔途中でやめたものがたくさんあるより一つの完成したものをつくる方が学びがたくさんある
上記の二つが響いた
これらは日頃から目標にしていることだったし苦労していることだからだ
小説家が言った特別なことではなくどこかで誰かが言っていた気がするし書いてあるのを読んだ気もする、聞き覚えがあるのはこの二つが重要と分かっていながら、なかなかできずにいるからこそ真理のように誰かが言い続けているのだろう
言葉は古くもダサくもない
言葉が輝きを放ち現代(多分この先)も有効なのは意識して自分を立脚しないと易きに流されやすいという特質を持つ生きものだからだろう
コツコツと一日一日を記し一日一日描くことについて改めて知った日になった
今日もおつかれさまでした、明日も素晴らしい日になりますように
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