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おはようは、祝福

更新日:3月10日

挨拶のこと


今週まとまった読書の時間が取れずにいたので3時間ほど読書時間を確保した

読み応えのある1冊に出会い充実した時間になった

その本は素晴らしかった

素晴らしい本というのは自分の今いる場所、例えば本を読んでいる場所だったり現実生活を営む場所だったりを飛び越えて形而上的な空間に飛び込んでいくスリリングな体験だ

物理的時間感覚を逸脱し本の世界に没入し我を忘れる境地に入る感覚ではないだろうか

一瞬ここではないどこかに身体も意識もトリップするのだ


『暴力と聖性』という本ををご存知だろうか

哲学者エマニュエル・レヴィナスとフランソワ・ポワリエのロングインタビューが収められている内田樹氏翻訳で出版された本だ

内容はほとんど涙が出そうになるくらい胸に迫るものがあった

レヴィナスがインタビューでこたえるのを読むとレヴィナスがここにいて自分に向けて話しかけてくれるような臨場感があった

他者にたいするまなざしと態度は人類を大きく包む真の抱擁を感じることができた

日常生活に根を下ろした例を取りあげ挨拶に含まれる真の意味やお先にどうぞと他者に一歩譲るといった具体的な場面を想像する時、難解で知られるレヴィナス哲学の解きほぐしが行われ自分事として捉えることになる、姿勢を正すおもいだ

レヴィナス哲学の入門書を読みながらまだ難解な著作には手をつけられずにいる

基本的な哲学の知識もないため読む自信もなく様々な本を読み進めながら読書の階段を上がっている

レヴィナスの書いた本を読むことは少し先になりそうだが、レヴィナス哲学に早く歩を進めたい思いが募る


挨拶に含まれる真の意味とは何だろう

他者を気遣い平安を望むことだと言う

挨拶に含まれる祝福を知ることになった

現実生活で自分が含まれる人間関係の交流でどれほど他者の言動や心情のわからなさのために誤解や誤読を繰り返してきただろうか

他者論について知りたいとおもったきっかけである

他者論といえばレヴィナス。というルートで他者について知ろうと考えた


読書をすればするほど頭の中にマップができて点と点がつながっていく

そのつながりの先は実はひとつに繋がっているのかとおもうのだ

つながる先は人間の善性ではないか

矮小になる視界から踏み出して何をみるか、何を言うか、何を示すか、ひとつひとつの行動がひとつづきで繋がりながら直線的でない道を開拓しわたしは「善性」について目を開かされたのだった


 

「おはようの祝福」を読んでくれてありがとうございます


現時点でレヴィナスについて知っていることを書くことも難しいくらい

入門書の入門書というような本から学んでいる

レヴィナスを知らなければわたしは他者に対する態度を自分で構築することだけでは限界し破綻していただろうとおもう、哲学は高尚で近づきがたい知識人のための学問ではなく一般に広く読まれて有り余る実践的な内容が含まれている、だから哲学はわたしのような人間にも広く開かれているのだ

それを学び理解を求めてまた学ぶということを繰り返し自分を耕すのだ

書物の知は計り知れない

絵の仕事のご褒美として読書時間を設けている

読書に飢えるとやっぱり毎日数ページでも活字に触れないとストレスからかイライラしてしまうのはどうしようもない

今週前半は初雪が降り気温の急激な変化に体調を崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか

気温の変化から身を守り安全でお過ごしください

今週もおつかれさまでした、明日も素晴らしい日になりますように







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