有限性のある出来事。を用意する
- Megumi Karasawa
- 1月26日
- 読了時間: 4分
ちらりと横眼で描いたばかりのドローイングを見てみては意味はあるかと探すけど
意味なんてない
偶発的でプロセス重視のいつものパターン
枚数を増やそう
先月以上に描くか同じ量まで描きたいし、思い切りやってみよう
Megumi Karasawa 「手が進まない」2025.1.25
ドローイングの枚数を増やそう
最初10枚から始めて20枚になり40枚に増やしてみる
ドローイングばかり
描いてどうにかなるわけではない、どうにもならないだろうけれどわかったつもりの抽象的な理解を紙に描いて確かめる
'わかったつもり’を確かめる
絵にすると完璧には描けないから描きながらどこまで理解できるかと何枚とトライする
図解に近い、けれど図解ではない
トライは回数を重ね分析という秤にかけたのち現代アートのフレームに当てはめる
これが次の段階
紙の上ではコラージュだけども、空間ではアッサンブラージュ。
空間に現象を引き起こす
有限性のある出来事を用意する
時間とともに変化するものやこと、動いているものやこと、その場に居合わせた人同士の一度きりの偶然がつくるつながりと関係
現代アートのフレーム
現代アートの求める「唯一無二性」はその時その場の限定的な状況と空間で起きる偶然によって無意識にある関係とつながることである
その場を用意するアーティストは出来事を寄せ集める
唯一無二。とは芸術家の非凡な才能や傑作を言うのではない
人がいて作品がある場所、人がいて芸術を体験する場所、人が場所の中を共有し特異な関係とつながることを「唯一無二」とする
二度と再現できないという希少性と偶然が求められている
ということは「関係」や「つながり」の無い状態とはどういうことを意味するか
介入しないこと、距離を取ること、つながらないこと
同時に相反する考えを考えるのことも含まれている
ドローイングで試みているのは時間と他者についてだ
時間と他者について描き何を示すかを聴く
わたしは最初音を描いてるのだとおもった
ノイズ
ノイズを線で描いているとおもったけれど、どうやら違うらしい
紙の上でコラージュし、空間でアッサンブラージュを試みる
これがドローイングの展開①
「有限性のある出来事。を用意する」を読んでくれてありがとうございます
ハン・ガン(韓 江,한강,Han Kang,1970-)さんの小説「すべての、白いものたちの(흰)」を読み始めただが一気に引き込まれてしまった
胸が小さく震えて締めつけられる感覚
現代アートのような世界観。と言うと抽象的だから解像度をあげて言語化すると、空間に入った瞬間に空気の流れが変わり箱の上空と足もとに作品の気配が漂っている美術館?ギャラリー?のような静かな場所が本の中に広がっていた
空間の角と角、隅と隅が見えない無数の対角線で関係し合う
デリケートなラインでつながっている
うす暗いのにぼんやりと白い光が見えて「いま、ここ」にいる不思議に眩暈がする
ここにないものを探さずに、ここにないものはない
一度訪れたあの場所を思い出した
香川県の直島にある内藤礼さんの作品家プロジェクト「きんざ」《このことを》2001
そこで体験した感情や心の状態に近い
最初は暗くてよく見えなくてだんだんと小さなものたちが見えてくる様子
本という紙でできた空間は三次元に出現する物理的な体験と同じようにわたしが自分自身の感情や感覚に気付くことができる場所だ
ハン・ガンさんは2024年にアジア人女性として初のノーベル文学賞を受賞した
著作を読んで瞬時にファンになり出版されている本をすべて読みたい
韓国の他の作家のエッセイを何冊か読んだことがある
エッセイは国が違うと思えないほど心情の重なりがあった
重なる部が他人事とは思えなかった
最後は本の話になりました
今日もおつかれさまでした、明日も素晴らしい、素晴らしい発見がありますように
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