大人げない態度
- Megumi Karasawa
- 5月28日
- 読了時間: 5分
勝ち負け
参加しているバドミントンサークルの練習日
一週間振りにラケットを振りに出掛けた
朝のウォーキングも途切れがちになり運動する時間が減っている
ノルマやタスクとは違う自発的な日課を自然体でこなしたいとおもう
一度でも中断すると再開するのに倍のエネルギーが要ることを知っていると、
毎日続けることが省エネになる
日課にしてしまった方がエネルギーの分配が効率的なのだ
その意味でもバドミントンの練習は毎週参加を目標にしている
一度欠席すると、次に行くのが億劫になってしまうし休みグセがついてしまう
バドミントン
レクリエーションの一環として参加しているけれど、毎回毎回負けが続いたり、上達しないと悔しくて、まだ微かに残っている負けず嫌いの虫がむくむくと膨らむ
試合の結果にムキになるわたし、大人げない態度…だなと苦笑い
毎日十分でもいいから自主練を取り入れ「なければ」とストイックに日課にしようとするのが自分のイヤなところ
〇〇しなければならない
そう考え始めると大抵心が悲鳴を上げる、窮屈になるから.
自由を奪われた感じがする
試合の勝ち負けを大人の余裕で楽しめばいいんだけど、妙に分析的・理論的に考えてしまう
わたしは小柄で体力は空っぽ、本格的な運動は中学の三年間の部活動で終了して、それ以来運動とは無縁なところにいた
去年バドミントンに出会って強制的に週一回運動して汗を流すのは新鮮で楽しい
(実際新陳代謝はよくないので、それほど汗もかかない)
サークルにはスポーツを高校生まで続けていた人、社会人になってからも続けている人、バドミントン経験者(キャリアが長い)、元々運動神経が良い人、そうでもない人、わたしと同じ環境で運動してきた人とさまざまだ
わたしが経験者と試合をすると、まず勝てない
パワーやスピードでは適わない
それはわかっている
ではどうする?わたしが点数を取るには?
コースを狙って打ち分けて、シャトルを必ず拾って相手がミスするのを待つ、という戦略を取ることにした
これは生存戦略みたいなもので、いかに自分の特性を活かして隙間をついて勝つか、という視座を与える
この作戦を遂行するには、地道な基礎練習(素振りとフットワーク)と基礎体力の向上だ
基礎体力は今から数十キロのジョギングを日課にするとか、腕立て伏せをするとかではなく、
毎日歩くこと
歩くと踵が持ち上がり、身体が動くようになる
地面に触れて歩く、毎日できることだ
素振りやフットワークなんで地味だけど、やっぱりすると自信がつく
何もしないで試合するより、準備してから試合するのではワクワク度数が全く違う
自分を試せるのが面白い
成果が結果にならなくても、練習に集中した時間は愛おしい
限界と成長
バドミントンから見た自分の特性を活かす方法は、仕事にもつながる
作品を仕上げたあと、どういう展開で認知してもらうか購入してもらうかを考える時、
自分の持ち札と限界、物理的制約がルールとなる
その中で工夫を凝らしベストを尽くさないとならない
ここ三~四年の間にしたビジネス上の模索のひとつひとつは大きな結果をもたらすことはなかった
けれど経験を得た
経験の中身はわたしがその時できる精一杯のアプローチだった
自分の内向的な一面や消極的な態度、野心や貪欲に行動する熱情の不安定さとチャレンジの少なさ、行動の遅延を振り返ると、その時できる限界はしてきたんだから仕方ない。と労いの気持ちをやっと持てた
ダメなところではなく、それでもそこまではしてきたんだ、というポジティブな面を初めてちゃんと意識した
他者から見れば、同じ場所に留まっているように見えるかもしれない
ほとんど動きがないように映ってるかもしれない
右肩上がりの成長なんて、止まっているかもしれない
そう見えたらそれでいい
その中身の感情や心情、時間を知っているのはわたしだけだ
わたしは自分を見てきた、感じてきた、生きてきた
人から見えないところで自分を見てきた
どうしようもない部分も知っているし、情けなくなることもある、ほんとうに自分がイヤになって幽体離脱したくなるときもある
それでもわたしはわたしをやめられず、続けている
自分が苦しく辛いとき、他者もお互いさまなんだとおもう
他者もその人自身でいるために葛藤や辛さや苦しみを感じながら生きている
同時に喜びや楽しみや縁や出会いに期待して生きているのだ
他者の努力や経験の内実を想像するなら、人が見ている部分は一部で、誤解と思い込みに左右されている
運動でも仕事でも内的な動機が何なのか、深く掘り下げるとムキになることより謙虚に丁寧な態度が現れる(はずと期待したい)
全方向に万遍なく時間と労力を使えるわけではない
自分を活かしきれているだろうか
自分を人間として扱っているだろうか
自然な感情や自然な笑顔を見せているだろうか
仕事に没入して自分を認めたい
とりとめないことを綴ってしまった
今日もおつかれさまでした
明日も安全で素晴らしい日になりますように
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