採集する
某日、知を採集する読書に没頭する
途中まで読んでいた本も含めて5冊読了する、新書やセルフヘルプ本は太文字でカラーになっている箇所をさらって読む
本を無性に読みたくなる時期がある、そういう時は絵を描くことから離れたいときだし、描くことをストップしている時だ、そういうときは「自分への理解」をキーワードにこれらの書物を求めて読みふける「汝自身を知れ」ということになるだろうか
読んだ本から得た「知=言葉」を採集し自分への理解の道を一本一本付け足す
シナプスを増やすように道を増やす
芸術・哲学・精神分析・心理学・人文学…この辺りをウロウロしている
上記の分野に関する初心者のための入門書のような編集を読んでいる
わかりやすくて理解しやすい、オムニバスや対話式の本を選んでいるので話しを聴いているような、You Tubeを再生しているような感覚で読める
本の中身の人たち(著者)に対してこちら側とあちら側の垣根なく会話が入ってくるので、これを入り口に興味ある作家や哲学者に出会っていくのもひとつだろう
「採集した知=言葉」は自分を活かし守り行動を伴った活動の原動力になる
知らなければ自分の心の安全も守れません、心の安全とは自分自身に向ける刃を自分でコントロールする方法です
これを身に付ける練習、方法をどれだけ見つけるか、一日一日が本番なのです
毎日が試合や大会のようなもの、練習して備えるより実践して学ぶ、いきなり本番が人生なのかもしれないな
「採集した知=言葉」をどこでどのような形でアウトプットするかは謎だけど一度知った知を消えないように肉筆で書き記しています
採集する2
「自分への理解」という道を辿る読書をしているけれど、わたし自身を鑑みながら自分と同じような症状や特質をもったある友人の存在が浮かび上がってきた
もしかしたら彼女も同じタイプだったのかもしれない、いまになって見えることもある
学生時分に知り合った彼女を思い出さずにいられない、わたしの周りの友人・知人は美術や芸術をしている(していた)人で構成されているので遠からず同じような特質を持った人が多い
だからか自分について考えながら同じパターン・同じ匂いを感じていた、これらの特質や特徴は全体からみたらあまり一般的ではなく、むしろ少数派だということだけど、わたしからするとそれが当たり前で「普通」がどういうものか分からなかった。というのが正直なところ
そもそも芸術をしている人はそれなりに幼い頃からもいろいろ抱えていて、だからこそ芸術に携わっている。という偏見ではないが、そういう視点で作家を見てしまうことがある
それは芸術作品や作家に対する興味深い謎として横たわっている
自分を救うため制作をしないとメンタルが崩れてしまう。というアートセラピー的な要素や強迫的な癖もある、わたし自身もそうだからだ
わたしが自分を理解するために芸術以外の分野を学びながら、自分と似たような友人を思い浮かべるとき「他者への理解」にむけてまた道が繋がっているのだと知った
自分を映す鏡のような人間関係を鑑みながら自分の内と外の境界をあてがい、特別な日と一日一日と積み重ねるのだ
「採集2」を読んでくれてありがとうございます
読書が知的旅行のようでたのしくなる、物理的な移動はないけれど旅行している気分だ
脳内で記憶と記憶が新しく結びついて新しい道をみつける、そこから他者への理解へとまた移動する
次元を超えて自由に行き来する回路であり空間だ
今日もおつかれさまでした、明日も素晴らしい一日になりますように
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