午前中
某日、慌ただしい朝の時間を終え仕事に向かう前に読書をする
今月はずっと同じ作家の本ばかりを読んでいます「坂口恭平」氏の本
今年8月に発行された氏のエッセイ集「その日暮らし」を読む
坂口氏の本、気付いたら14冊も読んでいました
15冊目になると朗読を聞いているような文章のリズムが心地よく、目から耳から脳へとスムーズに言葉が入ってきます、氏はどんなことがあっても(躁鬱病を長いこと患っいて、これは公表していて何百回も本に書いているので知らない人はいないかな)鬱状態になったときでも、原稿用紙10枚書くということを続けていて日課にしています
補足すると鬱状態に入ったときは躁のときの倍以上、原稿を書くそうです
もともと文章を書くことがすきで、書いている時間がもっとすきでどうしたらそれを続けられるかということで毎日最低10枚は書くと決めて、書き続けています
初期のころより文章が明らかになめらかで読みやすく流れているのでついつい最後まで読み進めたくなってしまいましたがこのまま読書をしてしまうと自分の日課ができなくなるので本を閉じました
なめらかさと流れる文章の秘密は音読による推敲だとどこかの本に書いていました
書き終わるとどんな作品でもいちど家族に音読して聞かせるのだといいます
そうすると文章から雑味が消えて頭にすっと入ってくるテキストになるそうです
「音読」に関しては国内外問わず小説家が作品ができたら読書会をしたり声に出して読んでから印刷に入る…ということをしているのを読んだことがあります
書かれた文章は声に出して読んでみる。という過程を通して言葉をふるいにかけ、読む人が心地よいリズムを損なわないようにする欠かせない工程のひとつなんですね
ちなみにこのブログも今声に出しながら書いています、ぎこちなさと硬い感じをなくしてトンネルの開通を良くするという意味でも大切ですし文章のつっかえが取れたらいいです
…ということを考えつつ午前中は事務作業をしました
終わらせたかったことを〆切までに終わらせ肩の荷が降ります
続けていつものドローイングを描き、色の数を最初の10枚とあとの10枚で変えました
少ない色数(3色)でグラデーションや水分量を調節しながらその色味の中間を増やして奥行きを作れないだろうか…これは明日に継続しよう
いやでも明日は明日の気分で描けばいい
とても惹かれる色使いをしているのはウィリアム・デ・クーニング(Willem de Kooning, 1904年4月24日 - 1997年3月19日)です
2014年10月から2015年1月まで石橋財団ブリヂストン美術館で開催した「ウィリアム・デ・クーニング展」のカタログ、これを重宝しています
Amazonで見たら¥7,000以上の値段が付いていてビックリ!
もうひとつ惹かれる色使いをしているのは家族のひとりが画用紙に描いた絵
お花のようなピーマンの断面のような形をした水彩画なんですが色とかたちと余白のバランスが不思議で心地よくて参考にしています
午前中は簡単な入力作業に徹して色んなことを考えないようにつとめました
メンタルフィットネス
ここ何日か夜眠れずにいました
そのため朝起きるまで時間が少なくて午前中ぼおーっとすることが多く、なかなか行動ができないという状態でいます、寝る時間を早めに設定して就寝時間を確保することに切り替えよ…
毎日タイムテーブルを書いています
就寝時刻が0時を過ぎるまで眠れないというのは何か不安やストレスがかかっているので、それをひとつづつ見直していくことをしました
そのとき雑誌で見た「メンタルフィットネス」という言葉を思い出しました
検索するとForbes JAPANで2022年1月に記事とESSE onlineでも11月の記事を見つけました
♦「自分の脳を鍛えて精神力を強化する」→https://forbesjapan.com/articles/detail/45195
♦「心を鍛えてネガティブな感情や思考とうまくつき合えると、自分らしく行動できるようになっていきます」→https://esse-online.jp/articles/-/30493?page=2
これを読むとわたしだけでなく男女問わず問題意識として共通認識があることがわかります
悩んでいる人も多いのだろうな
「心を鍛える」「内面を強化する」ということが必要な時代
きっと自他境界やガスライティング、人間関係の多様化や複雑化など色んな事情が背景にあります
「これ以上は無理。」という感覚閾値を超えると恐怖に支配されるようになるし、そうならないように自己防衛をすることのうちのひとつが「心の強さ」
負の感情に引っ張られてしまわないように脳を鍛える方法がFobesやESSE onlineで紹介されていました
メンタル+物理的なアプローチも考慮にいれメンタルヘルスを守り自分自身を生きるうえで基本的な心の安全とはどんなことかを考えたいです
「音読とメンタルフィットネス」を読んでくれてありがとうございます
この記事を書きながら発声しながら書くことはいいことなんじゃないかと思いはじめました
というのは自分の声で話す・自分の声を聞くことは体内に沈殿する感情を外に払うという意味と、脳にインプットされやすいということがあるからです
関係あるかわかりませんが特に外国語を学ぶときは発音や発声が大事で上達の近道と言われます
だからいいイメージを持って声に出しながら書くことはメンタルフィットネスにも効果があるかもしれませんね
今日もおつかれさまでした、明日も素晴らしい日になりますように
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